Journal — 2026.08.28
コーヒーは豆と粉、
どちらを買えばいいか
通販でコーヒー豆を買うとき、たいてい「豆のまま」か「挽いた粉」かを選ばされます。先に答えを書くと、ミルを持っていないなら粉です。持っているなら豆のままです。それだけの話ではあるのですが、なぜそうなるかを知っておくと、粉を買ったあとの扱いも変わります。
豆のほうが香るのは、表面積の話
コーヒーの香りは、豆の中に閉じこめられた揮発性の成分です。挽くというのは、その閉じこめていた壁を壊して、空気に触れる面をいっぺんに増やす作業です。だから挽いた瞬間がいちばん香り、そこからは減っていく一方になります。
粉は豆にくらべて、空気に触れる面積が桁違いに大きくなります。同じ日数を置いても、粉のほうが早く香りを失うのはこのためです。淹れる直前に挽くのがいちばんおいしい、と言われるのは、この一点に尽きます。
では、粉はどれくらいで落ちるのか
正直に書くと、保存の仕方と気温で変わるので、何日でこうなるとは言い切れません。目安として、袋を開けた粉は2週間ほどで香りが落ちてきます。豆のままなら、同じ条件でもう少し長くもちます。
ただし、ここで比べているのは「挽きたて」と「そうでないもの」の差です。買った粉がおいしくないという話ではありません。挽いた日から数えて2週間のうちに飲みきれば、粉でも十分においしく飲めます。
ミルを買うかどうか
持っていない人に、まず道具を買ってくださいとは言いません。ミルを増やしても、使わなければ意味がないからです。粉で始めて、コーヒーを淹れることが習慣になってから考えても遅くありません。
それでも興味があるなら、手挽きのミルが手軽です。1杯ぶんを挽くのに1分ほどかかりますが、その1分が好きになれるかどうかが分かれ目です。毎朝2杯以上淹れる人や、朝の時間が短い人は、電動のほうが続きます。
粉を選ぶときは、挽き目を合わせる
粉には粗さがあります。細かいほど湯に触れる時間が長くなり、濃く、苦く出ます。粗いほど軽く、あっさり出ます。ペーパードリップなら中挽きが標準です。
- 細挽き ── エスプレッソ、マキネッタ
- 中細挽き ── ペーパードリップ(濃いめに出したいとき)
- 中挽き ── ペーパードリップの標準
- 粗挽き ── フレンチプレス、水出し
54B FACTORY で粉を選ばれた場合は、ペーパードリップにそのまま使える中挽きでお届けしています。器具が決まっているなら、注文のときに書き添えていただければ合わせます。
買ったあとの置き場所
豆でも粉でも、共通しているのは、袋の口を閉じて、直射日光の当たらない涼しいところに置くことです。コンロの近くや、日の差す窓辺は避けてください。
2週間で飲みきれそうにないときは、小分けにして冷凍します。使うぶんだけ出して、残りは戻さないのがこつです。出し入れをくり返すと、そのたびに結露して湿ります。
値段は、どちらを選んでも同じ
54B FACTORY では、豆のままでも中挽きでも値段は変わりません。ご注文をいただいてから焙煎して、挽くところまでその日のうちにやってお送りしています。粉を選んだからといって、古い豆を挽いているということはありません。
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香り・コク・甘味・酸味が等分の、まんなかの味です。ご注文のときに、豆のままか中挽きかを選べます。
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