Journal — 2026.08.27
カフェオレに合う
コーヒー豆の選び方
ミルクを入れたとたんに、コーヒーの味がどこかへ行ってしまう。買った豆が悪いのだと思われがちですが、ほとんどの場合は原因が別のところにあります。直すところは、焙煎の深さと抽出の濃さの2つだけです。
ミルクは、香りと酸味を先に消す
牛乳の脂肪分は、コーヒーの香りの成分をくるんでしまいます。だから華やかな香りが持ち味の豆をカフェオレにすると、いちばんいいところが真っ先に消えます。同じ理由で、明るい酸味もミルクの甘さに埋もれます。
逆に、最後まで残るのは苦味とコクです。カフェオレで「コーヒーの味がする」と感じられるかどうかは、この2つがどれだけ立っているかで決まります。つまり、ブラックでおいしい豆と、ミルクに合う豆は、選ぶ基準がそもそも違います。
選ぶのは、フルシティより深い豆
焙煎は8段階で表されます。浅いほうから、ライト、シナモン、ミディアム、ハイ、シティ、フルシティ、フレンチ、イタリアン。酸味は浅いほど強く、深くなるにつれて消え、代わりに苦味とコクが出てきます。
カフェオレの土台にするなら、6番目のフルシティから上を選んでください。ここまで焙くと酸味はほぼ消え、ミルクを入れても輪郭が残ります。浅煎りのシングルオリジンは、香りを楽しむためのものなので、ミルクとは別の日に。
- ミルクを入れる ── フルシティ以上(深煎り)
- ブラックで香りを楽しむ ── ミディアム、ハイ(中煎り・中深煎り)
54B の6種でいうと、アフタヌーンブレンドがフルシティで、苦味を主役にしたブレンドです。もっと濃くしたければ、フレンチまで焙いたアイスブレンドをホットのカフェオレに使う手もあります。
もう1つの原因は、コーヒーが薄いこと
豆を深いものに変えても物足りないときは、抽出が薄いのが原因です。ブラックと同じ濃さで淹れて、そこへ同量のミルクを足せば、当然ながら濃度は半分になります。
直し方は簡単で、湯を減らして粉を増やします。ブラックが粉12gに湯160mlなら、カフェオレは粉16gに湯120ml。これで倍近く濃い液ができるので、同量のミルクを足してちょうどよくなります。
分量
- 粉 16g(中挽き)
- 湯 120ml(93℃)
- ミルク 120ml(65℃くらいに温める)
ミルクは沸かし切らないほうが、甘みが残ります。小鍋なら鍋肌に小さな泡が立ったところで火を止め、電子レンジなら200mlで1分ほどが目安です。カップにコーヒーを注ぎ、あとからミルクを落とすと、混ざるまでの数秒だけ2層になります。
アイスカフェオレにするとき
冷たくすると、味はさらに感じにくくなります。氷で薄まるぶんも見込んで、上の分量から湯だけを100mlに減らしてください。グラスに氷を山盛りにして、コーヒーとミルクを同量ずつ注ぎます。混ぜる前に出せば、家でも見た目がきれいに決まります。
カフェオレの土台に アフタヌーンブレンド 100g / フルシティロースト / ¥1,500(税込)
ご注文をいただいてから焙煎して、ポストにお届けします。
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